26/早川入りの黄金伝説2

早川入りの黄金伝説その2

知られざる金の町、早川町。『やまだらけ』15号では、町内の金山が歴史に姿を現した戦国時代の様子を描いた。その頃の舞台は、保(ほ)ち黒桂(つづら)。その後、江戸時代になると、雨畑の金山が賑わいだす。
黒川金山や湯之奥金山など、甲斐国の他の金山では金の産出量が減少する中、雨畑村の奥沢、遠沢といった間歩(まぶ=坑道)は、順調に産金を続けていたようだ。金山集落に1000軒もの家があったという「奥沢千軒」「長畑千軒」の言い伝えなど、その盛況ぶりがしのばれる。
江戸時代初期には薬袋(みない)村に「金山奉行」がいて、雨畑村や保村の金山の稼業を監督していたようだ。この金山奉行の佐野氏は、なんと湯治に来た徳川家康を案内し、金山経営で有名な家臣・大久保長安じきじきに奉行に任命されたというのである。
江戸幕府を支えた金山として有名な佐渡金山、土肥金山。でも、それと並んで甲州の、早川の金山があった!
偉大なる大地の恵み金山のお話、今回は天下太平の江戸時代編をお送りする。

 

おばあちゃんの試してレシピ8

もちあわ入り豆乳スープ

季節のお野菜がごろごろ入った豆乳スープ。とろみづけは、洗ったモチアワを一緒に煮るだけ。野菜も雑穀も摂れる身体に優しい一品です。温まるので、寒い季節にぴったり。今回は大根、人参、キャベツ、ヒラタケを使いましたが、ジャガイモや白菜、シメジ、ブロッコリーなどでもばっちり合います。お好みの野菜で、試してみてください。

■材料(4人分)
・玉ねぎ……中1/2個(スライス)
・にんにく…1かけ(みじん切り)
・季節の野菜…500g(一口大に)
・もちあわ…50g(洗っておく)
・菜種油…大さじ1.5
・水………500ml
・ローリエ…2枚
・昆布……10cm
・豆乳……500ml
・塩………小さじ2
・こしょう…少々
・ナツメグ…少々

■作り方
1.鍋に油とにんにくを入れ、弱火で香りを出す。
2.玉ねぎを塩1つまみ(分量外)をを加え、玉ねぎが透き通るまで炒める。
3.野菜を加えさっと炒める。
4.水、ローリエ、昆布、もちあわを加え、ふたをして15分煮込む。
5.豆乳、塩、こしょう、ナツメグを加えて、煮立つ寸前で火をとめる。