63/茂倉鉱山全貌解明 -前編-

茂倉鉱山全貌解明 -前編-

 新倉集落から茂倉集落へ向かう途中、車道から外れ山道を10分ほど下っていくと平らな一帯にでくわす。奥にはコンクリートなどで封鎖された穴のようなものがあり、少し進むとトタン葺きの小屋や、山の斜面を切り取り石を積み上げ、何かの土台となっていたような場所もある。かつてここには何があったのだろうか。

 茂倉には、前山(まえやま)・後山(うしろやま)という2つの鉱山があった。この2つを合わせて茂倉鉱山と呼ぶ。昭和6年に後山が、昭和10年代前半に前山がそれぞれ開山してから前山が閉山する昭和43年にかけて、茂倉、そして早川の産業として人々の生活を支えていた。
 ここは前山の鉱山跡地である。高さは海抜700メートル。『0ベース(ゼロベース)』と呼ばれ、高さの基準となる地点だ。コンクリートで封鎖されている穴は0ベースの中でもメインとなる坑口、小屋は火薬庫、石が積み上げられた場所は巻き上げの土台である。そして平らな一帯には、事務所や飯場などが広がっていた。
 現存する当時の写真や資料が少ないため、その様子をありのままの形でみることはできない。当時は一体どのような景色が広がっていただろうか。そして採掘された鉱石はどうやってどこへ運ばれていったのか。
 二号に渡って送る『茂倉鉱山全貌解明』。歴史が新しく、当時の様子を知る人も多い前山について、実際に働いていた方のインタビューをもとに茂倉鉱山の歴史を紐解いてみる。前編となる今号では、まずは茂倉鉱山の全体像をあぶり出してみたい。

写真:昭和30年代に茂倉鉱山前山のゼロベースで撮影されたもの(早川町教育委員会所蔵)

 

おばあちゃんの試してレシピ28

ぱっと作れる旬の一品! 小松菜とこんにゃくの煮物

冬が旬の菜っぱ、小松菜。今回は手作りこんにゃくと煮ました。干しえびのダシの旨味と、甘めのやさしい味付けで、食卓にあるとうれしい一品です。しいたけを加えてあんかけにしたり、残りの煮汁で大根を煮たり、2度3度おいしい料理です。

材料(4人分)
小松菜…………4束
こんにゃく……250g
干しえび………大さじ2
だし汁…………2カップ
合わせ調味料
 みりん………大さじ4
 しょうゆ……大さじ2
 酒……………大さじ2
 塩……………小さじ1/2

 

①小松菜は根を落とし、4cmの長さに切る。
②こんにゃくは細切りにして、下茹でする。
③鍋にだし汁と干しえび、合わせ調味料を入れ煮立てる。
④③に、味がしみるように②、①の順に入れ、さっと煮る。