私達の活動

南アルプスのふもとの町、「早川町(はやかわちょう)」。豊かな山村の暮らしを古くから受け継いできた町ですが、近年の過疎高齢化の影響で、多くの集落が限界集落になってきています。

そのような地域で、私達は「山の暮らしを守る」をキーワードに、シンクタンク 兼 中間支援組織として、早川町活性化のための様々な取り組みを展開しています。

●山の暮らしを守る 3つの活動

1. 山の暮らしの価値を伝える活動(地域資源の掘り起こし、情報発信)
2. 山の暮らしの担い手を育てる活動(住民活動のサポート)
3. 山の暮らしの課題を解決に導く活動(調査研究、政策提言、社会実験)

日本上流文化圏研究所は、山梨県早川町に根ざし地域活性化に取り組んでいる中間支援組織です。
住民活動や集落活動のサポート、ボランティアや移住者の受け入れ、人材育成といったまちづくりのコーディネーター的な役割を担いながら、各種地域振興策の企画提案等も手がけています。

●平成6年計画 『日本・上流文化圏構想』前文より

水は地球上に生命を生み出しました。植物も動物も人間も、そして村や町や都市も、水のあるところに生まれ育ちました。生きるものにとって、水はいのちなのです。かつて人間のくらしは、水の湧き出る、山と森に包まれた上流にありましたが、農業によって中流へ、やがて、下流を中心とする都市へとその中心が移り変わっていきました。狩猟から農業へ、そして工業へ、それは飽くことのない人間の欲望の追求の歴史でもありました。こうしたなかで、人の活動の源泉であった上流は、次第に下流力槍11り上げた文明の論理にのみ込まれていきました。

しかし地球は有限です。上流のおくりだす水とエネルギーに支えられ、繁栄を誇るかに見えた下流も、ようやくその浪費と資源の枯渇に気がつき、環境の汚染にあえぎはじめました。

上流圏・早川に住む私たちは、山と水とを守り続けた先人に学び、自然とともに生き、資源を大事にし、真に人間らしくくらすことができる地域の創造へといちはやく出発しようと思います。
私たちの目標は、中流・下流の都市と役割を分担しながら、将来にわたって人間が生き続けるための、自然と共生できる新しい文明を構築し、そして上流としての文化を創出することです。私たちは、自然や社会のさまざまな領域にわたり、上流という地域が持つべき姿を学び始めるとともに、その実現に向けて行動をはじめます。そして、多くの上流圏と交流を深めながら、地域を、そして日本を動かしていきたいと考えます。
ゆっくりと、しかし確実に、100年ぐらいのたっぷりとした時間をかけて私たちは進みます。

 

【組織名】特定非営利活動法人 日本上流文化圏研究所

【ホームページ】http://www.joryuken.net/

【設立年月日】平成18年2月14日

【所 在 地】〒409-2727 山梨県南巨摩郡早川町薬袋430 早川町交流促進センター内

【連 絡 先】
TEL:0556-45-2160
FAX:0556-45-2268

【営 業 時 間】8:30〜17:30(休日、土・日・祝日)