早川の自然に魅せられて～村田雅生の生き方～
８月終わりのこの日、野鳥公園の自然観察路には背の高い木々に葉が茂り、涼しい風が吹いていました。案内してくれたのは、野鳥公園の管理人、村田雅生さん。
「あっ、この鳴き声は・・・」
村田さんが言うたびに、足をとめて耳を澄ませます。遠くから確かに聞こえてくる鳥の鳴き声。はたしてその正体は…？
南アルプス邑野鳥公園は、全国からたくさんのお客さんが訪れる早川の人気の観光スポットです。ここには早川町の鳥であるヤマセミをはじめ、毎年70～80種類もの野鳥がやってきます。管理人を務める村田雅生さんは、自然に憧れて早川町に移り住んで以来、野鳥公園で働きながら、四季折々の自然の変化を見つめてきました。春には咲き乱れる花のまわりを舞う蝶。夏には樹液を求めて集まるカブトムシ。秋の紅葉や、冬の山に暮らすシカやイノシシの足跡…。野鳥公園の自然観察路は、季節ごとに表情を変える山の景色にあふれています。
今回のやまだらけでは、村田雅生さんと一緒に野鳥公園を歩きます。村田さんが惚れこむ早川の自然の魅力。野鳥公園での取り組みと、この仕事を通して見えてきたこと。
はやる心を抑えて、自然観察路ウォーキングへいざ出発！