74/蜂と暮らす

蜂と暮らす

西洋ミツバチと日本ミツバチのハチミツを食べ比べたことはありますか?日本ミツバチの働き蜂が一生のうちに集められるハチミツは、たったのティースプーン一杯。とても濃厚なのに後味はすっきり。その蜜は、山蜜(やまみつ)と呼ばれたり、色んな花の蜜がブレンドされているために百花蜜(ひゃっかみつ)と呼ばれたりします。地域によって植物の種類や花の咲くタイミングに差があるため、地域ごとに味が異なるのも特徴。つまり、日本ミツバチのハチミツは、地域の自然の特徴が詰まった一級品。
ここ早川町でも、日本ミツバチの養蜂が行われています。早川町の自然がぎゅっと詰まったハチミツは、早川町でしか味わえない貴重なもの。でも、そのハチミツを手に入れるには、日本ミツバチとの上手な付き合いが必要なのはご存知ですか?日本ミツバチは、西洋ミツバチに比べて少しだけ神経質。巣箱が気に入らないと出て行ってしまうし、分蜂(ぶんぽう・巣分かれのこと)シーズンには、一日中見張っていないと気が気ではありません。
今回は、奈良田、西山温泉、赤沢で日本ミツバチの養蜂を行う方々にお話をうかがいました。早川町での養蜂の歴史、一年の流れ、そしてハチミツの味の特徴や利用について、ぎっしりお届けします!
表紙写真:鹿野貴司

 

おばあちゃんの試してレシピ34

そば本来の風味を堪能できる そばがき

「そばがき」を食べたことはありますか?そばを麺にした「そば切り」が定着したのは、長い蕎麦の歴史の中では新しく、それまではそばがきや団子にして食べられてきました。麦や雑穀を主食としていた早川でも、そばがきはポピュラーな食べ物。水

車で碾いたそば粉と、囲炉裏に沸いているお湯があればできるため、お茶飲みの際や小腹を満たしたい作業の合間に、即席でつくられ親しまれてきました。
作り方にはコツが必要ですが、とっても手軽にできます。みなさんも、ぜひチャレンジしてみてください。

 

 

 

▶材料(2~3人分)
そば粉…40g
水………約60~80 cc
※そば粉によって、量が異なる。多めに沸かしておき、加減して足しながら分量を決める。
醤油……適量
鰹節……適量

▶作り方
① たっぷりのお湯を沸かし、熱湯を注ぎ、お椀を温める。
② 空にしたお椀に、そば粉を入れる。
③ 加減しながら熱湯を注ぎつつ、箸で素早くかき混ぜる。
④ 箸が重くなり、ねばりが出るまでひたすら混ぜたら完成。