79/早川ジビエを召し上がれ

早川ジビエを召し上がれ

紅葉した山々が美しいある秋の昼下がり。東京方面からの車が、次々と早川町オートキャンプ場に集まる。今日は、「ジビエ丸焼きキャンプ」の日。早川町で獲れたシカを丸ごと一頭焼いて、そのシカを仕留めた猟師さんと一緒に食べるイベントが開催された。

近年、「ジビエ」に注目が集まっている。「ジビエ」とは、牧場で育てられた牛や豚などの家畜の肉に対し、狩猟等で仕留めた野生のシカやイノシシなどの野生鳥獣の肉のことである。
なぜ今、ジビエが注目されているのだろうか。単に、珍しいからか。今号では、「早川町ジビエ処理加工施設」の取り組みを通して、「ジビエ」の魅力を考える。

 

 

秀樹さんの試してレシピ35

ワンランクアップのジビエ料理

鹿肉の低温ロースト

低温ローストは、シカ独特の臭みが出づらく、また仕上がりがやわらかいので、誰にでも食べやすいシカ肉料理です。手順もいたって簡単。でも見栄えは抜群!パーティにもぴったりの料理です。

▶材料(2~3人分)
鹿肉(ロース)…200g
ニンニク………2片
※料理用の温度計があると便利

▶作り方

①鹿肉を、皮をむいたニンニクとともに表面を焦げ目が付くまで焼く。
②丈夫なビニール袋に①の鹿肉を入れて湯につける。肉の中心部分の温度が40度になるまで、約30分おく。
③肉の温度が40度になったら湯から取り出し、5mm程度の薄切りにして完成。