51/早川の若けぇしんとお

早川の若けぇしんとお

1月8日、冷たい朝の空気の中、保集落の御神楽が始まります。
「御神楽は中学の時に習いました。もう亡くなった方から、結構教わりましたね。」保集落出身の中根達也さんは24歳。集落の行事の中でも、特に御神楽が大好きです。保では今、御神楽の獅子舞の頭を舞うことができるのは、達也さんと先輩の耕さんの2人だけ。演奏できる人がいなくなってしまった太鼓と笛は、数年前からカセットテープが使われています。今年は、伝統のお神楽を残していきたいという達也さんや集落の人たちの思いのもと呼びかけが行われたこともあり、うれしいことに例年より舞い手の数が増えました。
達也さんは、町内の地域づくりに携わる日本上流文化圏研究所で働き始めてもうすぐ2年。仕事の移動で静岡県富士市に住んだ期間を経て、早川で暮らしたいという思いのもと、故郷に帰ってきた青年です。早川町はどうなっていくんだろう、良くしていくにはどうしたらいいんだろう。普段の生活や仕事を通し、真剣に考える日々です。
同級生のみんなは、早川のことをどう思っているんだろう。そんな達也さんの思いが、今号の出発点です。17人の同級生のうち9人から、お話を聞くことができました。

 

おばあちゃんの試してレシピ17

味噌とショウガが味の決め手 鶏だんご鍋

寒さ厳しいこの季節、ぽかぽか鍋がおいしいですね。今回は、千須和集落の望月八千代さんと薬袋集落の佐野貴代さんから、みそ味がポイントの鶏だんご鍋をご紹介いただきました。
しっかり味をつけた鶏だんごの旨みとみその風味が合い、旬の白菜や豆腐などたっぷりの具材でより美味しさがアップします。また、鶏だんごにはショウガが入っていて、さっぱりと食べられます。加える野菜の種類が多いほど美味しさが増すので、ある食材でアレンジしてみてください!

■材料(4人分)
鶏ひき肉……300g
人参…………2~3cm
長ネギ………8cm
卵……………1個
調味料:片栗粉………大さじ2
酒……………大さじ1/2
しょう油……大さじ1/2
しょうが……小さじ1/2 ※みじん切り
砂糖…………ひとつまみ
こしょう……少々
木綿豆腐………1丁
玉こんにゃく…10個
白菜……………3~4枚
水菜……………適量
しいたけ………5枚
だし……………5カップ
みそ……………大さじ4~5
みりん…………適量

■作り方
①人参と長ネギをみじん切りにし、鶏ひき肉と卵、調味料を一緒に練って鳥だんごの種をつくる。
②豆腐、白菜、しいたけ、水菜を適宜切る。こんにゃくは湯通ししてアクを抜く。
③だしを煮立てた鍋に、豆腐、こんにゃく、しいたけ、白菜の軸を加え、みりんとみその半量を溶き入れる。
④煮立ったら、鳥だんごの種を丸めながら落とす。
⑤だんごが煮えたら、残りのみそを溶き、白菜の葉を入れてさっと煮る。最後に水菜をのせ、好みで七味や粗挽きこしょうを振る。