オヤジの誂え
「モノづくり」をしたことは、ありますか?例えば、子どもの頃の夏休みの自由工作?それとも、家族旅行で工芸体験?今回の特集は、早川町の「モノづくり」について。
かつてモノが手に入りにくかった早川町では、周辺にあるもので道具をもつくることがよくあった。
現在でも多くの方が早川町でモノづくりを楽しまれている。例えば、削ったときの木の香りや、木を乾燥させた時の色の変化など、その過程も楽しみのひとつかもしれない。
そんなモノづくりの楽しみや精神を望月忠紀さんにお話を伺いながら紹介したいと思う。
早川の今昔をお届け! やまっこ探検隊! やまっこの冒険
No.01 樫の葉のかざぐるま
今回のコラムより、やまっこの冒険と題して、早川の子ども達にフォーカスしつつ、早川の今昔を発信していけたらと思っています。
今回は薬袋に住む、望月保博さんの知恵をお借りしました。今回教えて頂いたのは、竹と樫の葉でできたかざぐるま。
保博さんが小さかった頃、山の上にある小学校に通うため、毎日山の上り下りをしなければなりませんでした。学校帰りの山の中で、創意工夫をしながら自分たちでおもちゃを作り、遊ぶことは、楽しみのひとつだったそうです。家に帰ると養蚕のお手伝いをしなければならないので、学校から帰る山道は、貴重な遊び時間でもあったのです。
そんな樫の葉のかざぐるま作り。今回は早川北小学校に通う二年生の凛宇さんに挑戦してもらいました。
1:樫の葉をみつけ、葉を4~5枚残し、残りを切り落とします。
2:細めの竹をみつけ枝を落とし、適度な長さに切ります。
3:樫の葉の茎を、竹にうまく入るように削っていきます。
4:樫の葉の先端を、1/4程切り落とします。
5:先端を切り落とした樫の葉を、同一方向に折り曲げていきます。
6:折り曲げた樫の葉を、竹にさして完成です!