90/早川の石いろいろ

早川の石いろいろ

新倉断層は、平成13年に国指定天然記念物に指定された。西側は、約7000万年前の黒色粘板岩、東側は約2500万前の凝灰岩類などの層が乗り上げている。そこは、現在の日本列島ができるまでのダイナミックなプレートの動きを見ることができる場所である。

今号では、現在の日本列島ができるまでの経緯から、早川の河原に実際に下りて、その名残のある石を発見できるかを取材しまとめた。それと同時に、庭石や石畳として使われた石についても紹介する。

 

 

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No.08 早川南小学校 読書活動

早川南小学校の読書活動は、豊かな心を育む情操教育、また、学習方法の一つとしての活用促進を目的に、平成6年に始まりました。
読み聞かせや、1人1台のPCを導入し、本での学習環境を整え、県外から視察に来るほど先進的なものでした。

平成9年には現在の校舎が竣工。図書館を南向きの日当たりが良好な場所に設計したりと読書環境が一層整えられました。

現在、南小の主な活動としては朝の全校集会で行われる、月1回学年毎児童一人ひとりが担当する「読書のすすめ」、年4回校長先生や教頭先生が交代で担当する「読書のすすめ」、月1回先生が他学年に行う 「読み聞かせ」などがあります。
今回は、2019年6月と7月に行われた、「読書のすすめ」を取材しました。

【6年生の「読書のすすめ」】
6年間の一番お気に入りの本を1人1冊ずつ発表しました。どんなところが気に入っているのかがよくわかるものでした。発表後、聞いた児童からは「また読んでみたい。」、「読んだことはないけれど、今度読んでみたい。」と言っていました。

【教頭先生の「読書のすすめ」】
テーマは「算数」。担当の教頭先生は「計算ばかりが算数ではない。答えを求めるばかりでなく、いろいろな見方や考え方を鍛えてほしい。なぜそうなるのかを考えることの楽しさを知ってほしい。」とおっしゃっていました。授業ではなかなか伝えきれない算数の楽しさを教えていました。

「読書のすすめ」を楽しく取材させてもらえ、私自身も「読んでみたい。」と思えた本ばかりでした。子どもたちは、発表前までに担任や司書の先生に教えてもらいながら推敲し、発表の練習をして本番に臨みます。本をもとにした劇や落語、紙芝居を披露する場もあります。6年生は読書をして良かった事を「読解力や文章力が身に付いた。」と言っていました。

様々な本と出会い、どこに惹かれたか、どう表現すれば相手に伝わるか考え、聞いた相手も率直な感想を伝えてくれます。単に読んで終わりではない、南小が学校をあげて取り組む読書活動の一旦を感じることができました。児童がそうして身に付けたスキルは社会人になってからも必ず活きることでしょう。これからもこの取り組みが続き、本とともに豊かな人生を送っていってほしいと思います。