73/はやかわ女子旅 ときめきプラン

はやかわ女子旅 ときめきプラン

 9月初旬の青空の下、ときより涼しい風が吹き抜け秋の気配が漂いはじめた早川町を、私たち女子2人で旅をしてみました。
私たちと早川の出会いは、去年の8月。インターンシップで早川町を訪れたのがそのはじまり。仕事の合間に雨畑や赤沢、奈良田など様々な地区を訪れ、大自然に圧倒されたのを覚えています。
 今回の旅は、「都会で窮屈な生活を送る女子大生が、雄大な自然に囲まれた早川を訪れ、心と体をリフレッシュさせる」というのがテーマ。滝や吊り橋を巡り、早川の自然を満喫できる旅プランを立ててみました。早川を訪れたことのない方だけでなく、訪れたことのある方にもきっと楽しんでもらえるプランになっているはずです。この秋の皆さんの旅行計画の参考にしてみて頂けたら幸いです。
「はやかわ女子旅・ときめきプラン」いざスタート!

 

めっける めっかる あのときの早川

はやかわおもいでアルバム5

吊り橋を架け終えた村の若者たち
(昭和28年頃、西山地区奈良田にて撮影)

 この写真は、奈良田でまだ焼畑がされていた頃のもの。集落から30分程離れた所に新しく架けた吊り橋の、完成を記念して撮影された。対岸へは畑仕事に、魚釣りや山菜採りをしに、板葺き屋根用の唐松等を切り出しに行った。早川での暮らしは、広い山々から様々な自然の恵みを享受して成り立ってきた。それを成立させるのに、橋は必要不可欠なものであった。
 この橋は、現在の奈良田湖(西山ダム)の少し下流にあり、以前は大雨の度に壊れてしまうような丸太橋であったが、ダム建設を機に新しく吊り橋に架け替えることになった。
 橋は主に木とワイヤーで作った。材木は山から切り出し、集落内の製材所で整えた。ワイヤー等は業者から買った。ワイヤーを張り、その上に角材を並べ、踏み板を貼る。川から10 m以上の高所での作業だったが、命綱なんてものはない。また作り方は、他の吊り橋の見よう見まねだったという。専門職でなくても、生活に必要な道具を作ったり、その修理をしたりすることは、おおかた自分たちでできた。
 とはいえ、全長一〇〇m近くある橋を手作業で架けるのは大変だった。彼らの妻も、荷運び等を手伝った。雨の日を除いて毎日、一カ月程の作業の末、完成した。彼らの表情からは、肉体労働の疲労感の中にも、大仕事をやってのけた満足感が感じられる。
 橋ひとつひとつに、人々の苦労や想いが詰まっている。それぞれの橋の物語に想いを馳せると、また違った橋の一面が見えてきて興味深い。