早川の学校給食
早川中学校では、全校生徒と教職員が皆同じ部屋に集まって給食を食べます。給食当番の生徒を中心に皆でわいわい配膳をし、この日は係の男子生徒の「座ってー」という号令の後、「手を合わせてください。いただきます!」「いただきます!」と係の女子生徒が指揮をとり、食事が始まりました。
今日の献立は、芋がらごはんや切り干し大根の和え物、なめこ汁など、早川で採れた食材をふんだんに使用したスペシャルメニューです。芋がらごはんは、子どもたちに大人気。お茶碗二杯分ほどの量を一気に盛り付けて、わしわしと食べる生徒もいました。バットにちょっと残った切り干し大根の和え物は、たくさん食べられそうな生徒を先生が見つけて配り切ってしまいました。結局、この日の早川中の残食はほとんどゼロ。皆しっかり給食を食べて午後の授業に臨みます。
今号は、町内でも美味しいと噂される「早川の学校給食」がテーマです。早川町内の保育園や小学校、中学校に毎日届けられる美味しい給食の献立は、誰が考えているのでしょうか。そして、誰がどんなふうに調理して子どもたちに提供しているのでしょうか。地産地消や食育への様々な取り組みも始まっているようです。
早川の学校給食に携わる方々への取材を通して、早川給食の実態に迫ります。
おばあちゃんの試してレシピ19
ベーコンのコクが味の決め手! 梅と枝豆の混ぜご飯
もうすぐ梅の季節です。早川町では、少し小振りの「甲州小梅」が多く栽培されています。今回は、榑坪集落の望月美智子さんと望月英子さんから、甲州小梅の梅干しを使った混ぜご飯を教えていただきました。手軽にできる上、彩りもよく、目にも舌にもおいしい一品です!ベーコンの旨みと、白ごまの香ばしさもあり、飽きずにぱくぱく食べてしまいます。
■材料(4人分)
枝豆……………300g
ベーコン………薄切り5枚
小梅漬け(※)…約20個
ご飯……………茶碗4、5杯
いりゴマ(白)…大さじ2
サラダ油………少々
塩………………少々
※【小梅漬けの作り方】小梅を洗って一晩水に浸ける。水をよく切って乾かし、傷みにくくするために焼酎を振りかける。塩を加えて梅に塩が絡まるまで、よく揉む。樽にも焼酎をかけ、底に塩を入れて、梅、塩、梅・・・と交互に入れる。重石をして、水が上がったら塩もみした赤シソを加えて、漬けて出来上がり。
■作り方
①枝豆は塩茹でし、さやから出して、5mm位に刻む。
②小梅は種を除き、みじん切りにする。
③ベーコンは1cm四方に切る。フライパンに油少々を熱し、カリカリになるまで炒める。余分な油は、キッチンペーパーで吸い取る。
④ボウルにご飯、①、②、③、ゴマ、塩少々を入れて、切るように混ぜ合わせる。