102/現代の良寛さん

現代の良寛さん-『奇談と笑話』に傑僧・小沢林成の足跡をたどる

 

早川町に生きた人々は、実に多士済々である。

そんな中で、今号の『やまだらけ』では、早川集落にあるお寺・抱明院(ほうめいいん)の住職であった小沢林成(りんじょう)(地元の方は「りんせい」とも)氏を紹介したい。

小沢氏の功績・人柄に魅せられた身延町在住の松田功氏は、小沢氏を「名聞を求めず、良くも片田舎の小さい寺に留まり、周囲の人々を感化し続けた、真似の出来ない生き方」と評する。地元・早川集落の方は、「現代の良寛さんだ」とも。

松田氏は、小沢氏のご遺族と二人三脚で、小沢氏の伝記でもあり遺稿集でもある『奇談と笑話』を刊行されている。

早川に生きた傑僧の横顔を、松田氏がご紹介する。併せて、小沢氏のご子息であり、抱明院の住職を継いだ芳樹氏に、幼少の頃の思い出を綴っていただいた。

親子二代の早川町での足跡をご覧いただきたい。